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2011年度 入試の傾向と対策

※傾向と対策は河合塾で作成したものです。

2011年度 学部 一般入試 [日本史]

前期は記述2問、マーク1問 
文化史重視も変わらず

M方式は全問マーク式、一般前期入試は大問3題で、[Ⅰ][Ⅱ]は記述式(34問)、[Ⅲ]はマーク式(16問)で定着しています。ただしそれぞれの問題形式はばらばらで記述式の中にも選択問題が含まれたりします。各設問の難易度は落差があり、一見すると難度が高いように見えますが、基本的問題も多く、教科書中心の勉強で十分7〜8割は解ける問題です。記述式では空欄補充などによる歴史用語を問う問題が中心で、漢字で書ける正確な知識が要求されています。また、マーク式では正誤問題も多く、単なる単語の暗記ではなく、内容を正確に理解しておくことが必要でしょう。また今年も図版を利用した問題や未見を含めた史料問題も出題されています。出題傾向としては、時代は近現代、分野は文化史の出題が多く、今年度も全ての日程で出題されています。中にはやや細かい知識を問うものもあり、ある程度対策を立てておくことが必要でしょう。

近現代史・文化史対策は必須 
史料にも慣れる必要

全日程を通じてみると全時代・全分野からの出題がみられるので、満遍なく学習しておく必要があります。基本的には教科書中心のオーソドックスな勉強で良いでしょう。なかでも多く出題されるのが生活・文化分野で、彫刻・絵画・建築など、しばしば図版も利用されますから、教科書や市販の図録などで確認しておくと出題されたとき自信を持って対応できます。もう一つ比較的に出題例が多いのが社会経済史です。特に各時代の民衆の動向などは把握しておきましょう。時代では全日程で近現代からの出題が見られます。戦後史も出題されますので、最後まで手を抜かず学習しておくことが必要でしょう。形式では史料問題も頻出史料・未見史料ともに出題されます。教科書に載っている頻出史料は、一度は目を通しておくこと。未見史料問題は史料内容の把握が勝負になりますので、過去問や他大学の類似問題などに当たることによって、史料読解の訓練を積んでおきましょう。日頃から訓練しておけば、本番で出題されたとき動揺しないで対応できるでしょう。記述問題では歴史用語ではなく、一般名詞や抽象名詞を空欄補充させる問題も散見します。意外に受験生の中にはこうした問題が苦手な人も多いようです。また、マーク・記号問題では正誤問題が多く出題されます。こうした問題に対応するためには、教科書の太字の用語を丸暗記するのではなく、教科書の記述全体をよく読み込んで内容を理解しておく必要があります。やや難度の高い用語も出題されますが、基本的な知識で十分合格点はとれます。正誤問題の出題量も多く、用語の量を増やすよりは頻出用語の内容を深く理解するという、「量より質」の学習に重点を置くことが合格への早道となるでしょう。

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2011年度 学部 一般入試 [世界史]

M方式はマーク式、前期はマーク式・記述式混合
近世以降の歴史に重点

出題形式では、昨年と同様にM方式は大問3題で、全問マーク式です。前期は大問4題で、[Ⅰ]がマーク式、[Ⅱ]〜[Ⅳ]は記述式です。記述式の中には選択問題や短文論述問題が含まれており、短文論述問題は昨年度よりも若干増加しました。史料・地図・系図・写真を扱った設問は、昨年よりも若干増加しました。小問数では、M方式・前期とも、昨年とほぼ変化はありません。難易度に関しては、M方式・前期とも、一部の設問には解答に若干迷うようなものがありますが、全体としては前年と同様に「標準的」といえ、教科書中心の学習で合格点がとれる問題です。ただ、その一方で地図問題・系図問題や論述対策をしなかった受験生には「やや難」といえました。出題地域では、アジア関係では例年通り中国史・朝鮮史、欧米関係でも例年通り地中海地域史・ヨーロッパ史・アメリカ合衆国史が出題されました。一方で、近年歴史学で注目されている内陸アジア史やインド洋交易が出題されました。出題時期では、昨年同様に近世以降の歴史に若干の比重をおいた小問が出題されました。出題分野に関しては、政治史を中心に、受験生一般に苦手なテーマ史とされる経済史・文化史などが出題されました。このうち、「世界の一体化」の視点からの出題や文化史が、昨年以上に出題が増加しました。

テーマ史対策は必須
歴史用語の漢字を正確に

全日程を通じて一部の設問には「やや難」「難」の問題が出題されてはいますが、全体としては教科書レベルを理解していれば合格点が得られる問題が中心です。なお、文章選択問題では消去法で解答がえられる小問がかなりの割合で出題されていました。そこで、まず対策の第一歩としては、教科書をベースに歴史地図、写真や図版などを活用しながら歴史の流れを念頭においた学習が大切です。ついで、出題形式では、短文論述対策が必要です。日頃から論述問題を自分で問いた上で、先生に添削してもらうことが大切です。出題地域に関しては、例年出題されている中国史、朝鮮史、地中海地域史、ヨーロッパ史、アメリカ合衆国史を軸に学習することが重要です。出題時期では、まず第二次世界大戦以降のいわゆる戦後史を含む全時代を学習し、その上で特に近世以降の歴史を整理しておくことが大切です。出題分野では、まず政治史をベースに学習することが大切です。その他、今年度では文化史や中国反乱史といった特定のテーマ史を扱った問題が出題されており、思想史を含む文化史や中国反乱史に加えて中国制度史などにも学習対象を広げて、テーマ史を通史的に学習することが大切です。ついで、近年歴史学で重視されている内陸アジア史やインド洋交易など海上交易に加え、ヨーロッパ勢力の対外進出という視点すなわち「世界の一体化」に関する分野は、来年度も出題が予想されるので学習しておくことが重要です。なお、中国史を中心とした漢字文化圏で扱われる世界史用語の漢字は、正確に書けるように日頃から練習しておくことが大切です。入試では、誤字による失点が致命的になる場合があります。なお、入試直前には、愛知大学の過去問にできるだけあたることが重要です。その際に大切なのは、文章選択の正誤判定問題では、何が正しくて、何が誤っているのかという訓練が必要です。また、記述式では、漢字の誤字に注意しながら、問題演習に取り組むことが大切です。

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